学指会通信197号より

暦の進みは速く、中3は進学希望校を決定する時期に入りました。学指会は公立高校を希望する生徒が多い塾ですが、自身の身上を細かく分析することで私学の特性を利用する方向へと転進する人も増えています。

県下でも第一希望校に私立高校の名を挙げる事例が微増傾向にあります。これは書類選考などの推薦制度を利用することで、早期にそして確実に進路を決定する受験方法が受け入れられている証でもあります。

さらに、行政による私立高校の学費支援が始まってからは学費の壁がなくなり、進学先としての選択肢に入りやすくなったことが最大の理由です。下にある表は国と県から受けられる学費支援についてまとめたものです。魅力は「返済不要」という点です。実質無償化と称するのはこのためです。両制度共に申請が欠かせませんが、手続きはさほど複雑でなく、注意すべき点は年収によって限度額が変わってくる程度です。西暦2000年以前の印象とは比べ物にならない違いです。

11月の後半に予定しております進路面談では二次的な志望校についてもテーマとなります。今回9月分指導表と併せてリーフレットを配布していますので、私学を希望する方、関心がある方はぜひご精読をお願いします。

                 編集責任者K・Y