こんにちはマツダです。

授業報告はしばらくお休みします。今教室は全県チャレンジ模試の実施期間になっています。模擬試験実施の目的は中学校による位置でなく、神奈川県全体の中にいる「現在地」をはかるためです。いわゆる偏差値でどのぐらいのラインにいるのかを確認するために実施します。

残念ながら中学校間の差はあります。定期テストが易しく、通知表の数字が取りやすい学校もあります。左記の場合には、高校受験で意外な「不合格」を出すことになります。実力と内申点が乖離しているからです。内申点はあくまでも「学校」での評価です。校内の評価だけで合否はきまりません。実力を把握することもとても大切です。

もう一つの合格通知

今年は中学受験をする生徒が在籍していました。その生徒も無事『第一希望』に合格しました。それを合わせても今年は、第一希望合格率100%達成です。

7月からの受験指導と中学受験では非常に遅い指導開始となりました。中学受験の世界では小4からスタートするのがスタンダードだそうです。それほど難関校ではないものの、模擬試験の偏差値帯で見ると52~56程度となっている中学を希望していました。それでも希望校に合格できたのには「主体的な学び」と「解ける歓び」だと感じました。

勉強を「自分事」に考えるのはなかなか難しいことです。私自身の経験でも、親に強く言われて勉強していましたし、義務化された勉強をしていたと思っています(両親はそんなことは言ってないと反論していますが…)。「親を喜ばせたい」とか「親から言われているから」といった他人事な勉強では粘り強く勉強できるはずがありません。そのためにはまずはコーチングによる目標設定が重要になります。そして子供をその気にさせることが大切です。

教える上で大切になるのは、自分で「再現」できるまで理解させることです。中学受験の算数には「特殊算」と言われるものがあり、解き方がパターン化されています。それ自体は難しくはないのですが、問題を読みどのパターンで解けばよいのか判断することが大事になってきます。もしうろ覚えだと、やったことがあるものの正解にはたどり着けません。きちんと判断しやり方を再現する必要があります。それができるようになるには、演習を重ねるしかありません。演習を重ねることができる土台が「解ける歓び」と「解けなかった悔しさ」だと感じました。

コーチ(Coach)とティーチ(Teach)が相まって力となるのだ感じました。小学生でも中学生でもそれらは同じなのだと思います。かつて神奈川県最大手塾 ステップが掲げていた「わかる、だから力がつく」というキャッチフレーズは言いえて妙だと思います。いつも言っていますが、深く理解することが勉強の目的です。深く理解し、知識として定着すれば、解くことの歓びもわかってきます。この領域にたどり着けたからこそ合格できたのだと思っています。