小学生から意識する大学受験に通用するチカラ

こんにちはマツダです。高校生専門校教学舎には、学指会を卒業した生徒たちの多くが継続して通ってくれています。高校進学後もその活躍がそばで見られるので、私としてはとてもうれしい限りです。特に定期テスト結果や成績が良いと誇らしく思えます。

目次

学指会生は”頭”がいい

高校部門があることが学指会の強みなのですが、高校生を担当する先生から「学指会の卒業生は頭が良い」と言われています。確かに入試得点等から想像できる順位と、高校のテストの順位では、後者の方が良いと実感しています。もちろん継続している生徒限定ですが。しかし一生通用する学力を身につけることが、私たちの指導コンセプトでもあります。その手法を今回はお伝えしたいと思います。

 

1、体系的に理解する

私がテスト結果報告書やブログ等で頻出する用語で、『体系的』という言葉があります。類義としては「手順を踏む」ということでしょうか、関連性を前提としたまとめ方を表す言葉だと思いますが、指導の原則は「体系的」であります。知識をどのように整理するべきなのか、この知識が次にどのような単元につながるのかを、私たちはとても大事にしています。なぜか?勉強は中学だけで完結するものでないからです。

 

2、瞬発的な成果は動機付け

早急に結果を欲しがる生徒や保護者もいます。それはスポーツで例えるなら、中学生がプロ並みの実力を要求するのと同じことです。勉強に限らず「簡単」に結果を出すことはできません。確かに計算中心の1学期の数学や、単元別で学習する理科や社会では、一時的に高得点が取れます。しかしそれは次のテストでも継続できる保証はありません。一時的な高得点は生徒たちに自信を持たせ、やる気にさせる動機付けにすぎません。勉強の本質は『継続性』です。

 

3、継続的な学習をする

継続的な学習ができるかどうかは「習慣化」にかかってます。習慣化が最も難しい問題です。モチベーションが高い状態でないと確立できないからです。理解する能力と学力は異なります。理解する力が高くても、学力が高いとは言えません。「やればできる」というのがこの状況で、「やる」ための「やる気が」を見つけなければいけません。メンタルを整えるコーチングと、学習プランを作成する経験が求められます。習慣化による学習サイクルで結果を出すことが、生徒たちにとって成功体験となり、もし高校受験を終え勉強から一時期遠のいたとしても、勉強を再開するタイミングでまた始めることができます。また高校生になっても継続していれば、私たちは『モチベーター(モチベーションを管理する人)』としてアドバイスができます。それが大学受験という次のステップでも生かされると思っています。

 

目標を設定するために

それでは目標を考える上で大切になるのは志望高校の設定だと思います。そこで今回は、近郊の公立高校における昨年度の合格基準と、いわゆるトップ校や準トップ校といわれる高校の実力(大学合格実績)を紹介します。まずは数値のみで参考していただければと思います。私立高校についての記事は今後作成したいと思います。

高校の「入り口」と「出口」

7月初旬におこなった『高校入試セミナー』の資料を基に、実際の高校受験の現状を確認してみたいと思います。今回は公立高校の比較になります。公立高校合格には①内申点(通知表)と②入試得点で合否が決まります。今年の入試結果は以下の表のようになっています。いわゆるトップ校に進学するには、通知用の5を複数とることが必要です。(神奈川全県模試の資料を基に作成)

2019年度 高校受験の結果

高校の出口はどのようになっているのかを示したのが下の表です。大学の合格実績についてどのような感想をお持ちでしょうか。地方出身の方だと、国公立の進学者の少ないことに驚きませんか。最近では首都圏の大学は「定員の厳格化」により合格者の絞り込みが続き、年々難関私大の合格実績が下がっています。今年度は特にいわゆる『MARCH』の実績が大きく減っています。

2018年度 大学別合格実績

 

最後に

この現状を知ったうえで、小学生から「キャリア」を考えるべきだと思います。勉強するうえで必要な要素は、継続性とモチベーション(動機付け)です。塾の役割も変化しています。勉強ができなくなってから「習う場所」というよりも、目標に向かって計画的に導く「勉強のコーチ」の役割が多くなっています。学指会の卒業生が高校生になっても上位にいるのもそのためだと思います。

 

 

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