こんにちはマツダです。

先週の授業において、各種お知らせの配布と模擬試験(小学生~中2)の返却をしました。7月分の指導表や夏期講習の出欠表もすでに配布済みですが、ファイルの返却が半数程度になっています。併せてお子様にご確認ください。

今回の教室ブログは、模擬試験の見方と友人紹介キャンペーン、私立高校に通う場合の学費支援制度についてです。有益な情報になりますので、ぜひ最後までお読みください。

模擬試験の見方

学指会では、中学生(1・2年生)には「神奈川全県模試」を、小学生には「小学ぜんけん模試」を年2回受けています。様々な模擬試験がある中で、全県模試を採用している理由は「出題形式」です。神奈川県の公立高校の入試形式に類似しているからです。そのため平均点が定期テストよりもかなり低いので、点数よりも「偏差値」で見てほしいのです。偏差値は平均点で「50」平均点+20点で「60以上」になっています。合格判定も偏差値基準になっています。

中学生の場合

神奈川全県模試は全国模試ではないので、母集団は神奈川県に限定されます。さらに県内すべての小中学生が受けているわけではありません。そのため受験者数が少なく、学力が一定以上の層のみが受けるため、思うような偏差値は取りにくくなっています。今回の模擬試験の受験者は中1で2300人、中2で4100、中3になると1万人になります。平成31年3月の県内公立中学校卒業予定者数68,727人ですので、中3の模試の場合は約15%が受験していることになります。中3の受検者は今後2万人近くまで増えます。もし今回の模試の結果が希望している高校の基準偏差値よりも高い数値が出ていたなら、自信が持てます。

母数が少ないため、達成度を見ることが大切になります。模試の帳票で注目なのが、中学生の「全県模試」での『1問ごとの正誤と正答率』の表です。「★(黒星)」は易しい問題にもかかわらずミスした問題の印です。そのため「やり直し」を実施し、解けるように勉強するように指示しています。まずは★がないようにするのが模擬試験の目標です(だいたい偏差値50近くになります)。

合格判定表・学力診断表の見方

小学生の場合

小学ぜんけん模試は結果よりも、復習することが大切なテストです。もう一度時間で区切らずにやり直しレベルの高い問題に取り組むことに慣れておくことを求めています。この模擬試験は、小学校のカラーテストでは測れない学力を測るのが目的です。学習したことが『知識』として定着しているかどうかを測るのが、年間2回の模試の役割です。難しい問題を『格闘』する経験は今後大切になってきます。私は「勉強体力」と呼んでいますが、難しいとすぐにあきらめるようなメンタリティーは、学力の伸長を大きく妨げます。特に小学生をみていると、取り組む姿勢の差が大きく見られます。学力の潜在能力を見るために、本当は4教科で実施したいの、今後変更するかもしれません。

 

配布したお知らせについて

 1、お友だち紹介キャンペーン

期間限定でお友だち紹介キャンペーンを実施します。またそれに伴い最長5週間の「無料体験授業」を行います。勉強の秋です、お近くで塾等をお探しの方がいらっしゃいましたらご紹介ください。紙面には書いていませんが、転塾で入会を希望する場合には、教材費を免除する制度(転塾支援制度)もありますのでご相談ください。

2、私立高校の学費支援についての情報提供

神奈川県では県独自の取り組みとして、私立学校学費支援制度を実施し授業料の実質無料化になっていました。公立高校はすでに就学支援制度で年間約11万円の授業料が免除されています(所得制限あり)。2020年から新しい就学支援制度として、国としての取り組みになります。それにより神奈川県在住の生徒が、東京都や静岡県の高校に進学する場合にも適応される見通しです。

このような制度の目的は別にあるとは思いますが、私立高校への進学のハードルが下がることは事実です。学習指導や手厚い進路指導が私立高校の魅力と言われています。一般的に注目されているのは、「高大接続改革」により大学受験が不透明になっていることもあり、大学付属高校への人気です。このような変化は基準の変更を生みます。受験を経験した保護者でも、情報をアップデートしなければいけません。

その機会として、合同説明会を利用するのはいかがでしょうか。10月6日(日)に小田原ダイナシティーとなり「川東タウンセンターマロニエ」で、私立中高進学相談会がおこなわれます。30以上の高校が参加した合同説明会です。個別相談方式ですので中3生の進学相談はもちろん、来年や再来年のためにまずは『知る』ことから始めてみるのはいかがでしょうか。近隣の私立高校はほとんど参加しています(桐蔭・桐光高校は不参加)。高校の先生方から、高校の様子がよく見えてくると思います。また面接についてなどの各種セミナーも行われます、ぜひご参加ください。当日は私たち学指会もお手伝いとして参加しています。

※今たばこ祭りのにぎやかな音を聞いて作成しています。これを仕上げたら私も少し楽しんで来ようと思います!