こんにちはマツダです。

今回は昨日秦野教室で生徒たちに指導した「勉強法」について書いていきたいと思います。

 

知識系の教科と思考系の教科

まずは教科によって勉強法が異なることを認識してほしいのですが、数学・理科・社会は「知識系」とし、国語・英語は「思考系」に分類します。

知識系は反復学習によって成果を上げていく教科です。習って理解した上で問題演習を繰り返すイメージです。またテスト直前に負荷をかければ、それなりに結果につながります。

 

思考系教科の勉強

思考系の教科は知識を活用させる必要があります。覚えるだけでは結果が出ません、そのため「体系的に覚えた知識」を活用させる演習を必要とします。

「体系的に覚えた知識」とは、例えば中3の「現在完了進行形」の授業において He have been runing for a hour. (彼は1時間ずっと走っている)の文で間違えを3つ指摘できることようなことだと思います。この単元だけでなく既習単元の知識やその組み合わせが求められます。

英語や国語は1問1答的な学習だけでは平均点は超えません、それどころか最近では20点分もあるかどうかです。英語で言うならば初見の長文読解ができないと80点以上にはありません。

毎日コツコツ勉強しないと状況は改善しません。覚える勉強(漢字や英単語)だけでも毎日勉強すべきです。

 

 やり直しと解き直し

知識系の勉強にとって大切なのは「振り返る」ことです。解くこと以上に「答え合わせ」が大切になります。そして答え合わせで間違っていた問題は「やり直し」をおこないます。

また間違いの原因も理解しておく必要があります。ケアレスミスは存在しません、間違えにはその生徒個人のパターンがあるのです。それを知り意識することでそのようなミスは減っていきます。

「解き直し」は1週間後くらいにもう一度解くことを指します。解き直しができるように、計算問題は必ずノートにおこないテキストには〇や×を記入するように指示しています。手間をかけた勉強をしてほしいのです。

 

当たり前のことを当たり前に

ここで書いたことは私が発見した方法ではありません、昔からずっと言われていることです。それをただ実直にこなすことができれば結果はついてきます。しかし残念ながら環境的な問題が多いため、勉強に気持ちを向けてくれる生徒は減っているように感じています。勉強に対する「心」を作ることは、勉強すること以上に大切になっています。

 

おまけ

高校生部門の教学舎の「きょうがくしゃch」に出演して、ダメな勉強法について話しました。姿勢悪く勉強する生徒とラインマーカーで○付けをする生徒はダメです。