新年初の学指会通信ということでご挨拶と所信を述べさせていただきます。

今年で学指会は設立39年、自社調べによると秦野市内を拠点とする学習塾では最老舗となりました。ひとえに保護者の皆様のご理解による賜物だと思っております。ありがとうございます。久しぶりに訪れた卒業生たちはよく「変わってない」と言ってくれます。この言葉は私たちにとって最高の誉め言葉であります。

小学生から英語をおこなう理由

常に変わらない塾であるために、私たちは変わり続けなければなりません。2020年は小学生の学習指導要領が新しくなります。その中で最も注目されているのが「英語」と「プログラミング」です。変更の目的は、近年顕著になっているグローバル化と情報化、そしてAIが台頭している世の中で、「生きる力」を育むことです。英語の位置づけは国際化の中で多様な国籍の人たちとコミュニケーションをおこなうためのツールです。だからこそ、国際社会において英語で交渉できる人材を育てたいという意図があります。英語だけが出来ていても駄目であり、他人とコミュニケーションできることや、交渉を通して物事を進めることができることが前提となるわけです。

論理的思考力を育むためのプログラミング

また、国公立大学で文系学部が学部変更や定員減少を強いられている現状からわかるように、理系の人材育成を推進したいということがわかります。「プログラミング」は、小学生では「プログラミング的思考を育む」という目的で導入され、主に算数、理科や総合の内で扱われます。それを受けて中学校では技術、高等学校では情報Ⅰと情報Ⅱとなってつながっていきます。このように、小学生から本格的にプログラミングをするのでなく、教育プロセスを踏ませることで人材を増やしたいという仕組みです。

学指会の小学生の指導が変わる

このような変更を受け、学指会でも小学生の指導を変更します。現在の3教科対応から小6は5教科対応に変更します。また学びの目的を明確にし、小4と小5は『勉強の土台作りと小学校のテストで高得点を取る』、小6は『勉強の習慣化・トップ高進学に対応する学力づくり』とします。今まで以上に小学生から本格的な授業、わかりやすい授業、理解する授業をおこないます。

「なるほど」から始まる授業づくり

中学生の定期テストでは一夜漬けで何とかなるかもしれませんが、最近の神奈川県の入試問題では付け焼き刃な知識では対応ができなくなっています。また小田原高校や平塚江南高校等の学力重点校では、教科横断型の特色検査があります。私立高校の授業料無償化と相まって、これらの高校の競争率は増加しています。公立高校では今後ますます2極化が進むと感じています。このような環境の中、学指会のような地元に密着した小さい塾ができることは、生徒全員一人ひとりを伸ばすことです。1教科だけでなく全教科伸ばすことで、進学する上で優位になります。その点では、教科横断するような授業づくりが可能である私たちは、リベラルアーツ(一般教養)を高める指導が強みになります。

中学生の変更点

2020年4月から中学生の授業開始時間と授業終了時間の変更を計画しています。特に春から夏にかけては部活動で帰宅する時間が遅く、遅刻するケースが見られました。また遠方から通塾する方も増えていることもあり、開始時間を遅くするように計画しています。詳しくは2月末までに書面にて連絡することになりますので、ご了承願います。

新たな飛躍の年

2020年は私事にとっても変化の大きい年になります。我が家の二人目の子が高校を卒業し、親元を離れる予定です。親の立場から言えば一区切りのタイミングです。今まで私事の情報発信をしてきませんでしたが、保護者面談の際に経験を話したところ、もっと話をしてほしいと要望もありましたので、これからはブログ等で記事にさせていただきます。私の経験が少しでも皆様のお役に立てればと思っています。本年も学指会にご期待ください。

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