こんにちはマツダです。

11月2週目から始まったテスト対策が終わりました。今回は残念ながら結果が良くない生徒が多く、大変悔しい気持ちで反省をしているところです。

この悔しい思いを共有していただきたいと思い、今回のタイトルを「失敗から学ぶ」にしています。もちろん結果が良好で、入塾以降どんどん力をつけている生徒たちもいますが、今回はあえてそこにはスポットを当てずに、反省点が多い生徒たちにスポットを当てます。

原因の分析

原因が何かを分析することがまず必要ですので4点あげてみます。

  1. 「普段力」の不足
  2.  計画性の不足
  3. 覚える勉強が中途半端
  4. 何とかなるという油断(意欲の低下)

結果が出ない場合の原因は概ねこのようになります。

「普段力」の不足による失敗

私は普段の学習状況から判断して、今回の結果は予想できました。だからこそ、私の悔しさの源は、その状況を変えられなかったことです。

今回は3週間前に過去問等を配布し、「10時間勉強会」を企画実行しました。しかし知識不足(インプット不足)の状態でのテスト対策(アウトプット)では全く効果が出ませんでした。テスト1週間前までにワークを仕上げ、インプット学習を終わらせることが、いかに重要なのか痛感したと思います。

現状を変えるために

兎にも角にも勉強は「プロセス」と「継続」が肝心です。このことを生徒たち、または保護者のみなさんと共有したいのです。

今現在の生徒たちの感覚は、「宝くじが当たればいいな」と同じ感覚で『点が上がればいいな』と言っているにすぎません。『絶対に上げたい』という意欲が少ない。いや意欲があっても行動につながっていない。

この現状を変える後押しをすることが塾の使命だと思っています。しかし家庭との協力なしに強引に指導することはできません。そのため年に3回、保護者面談をおこなっています。三者でしっかりと話し合い、そして約束して初めて、圧のかかった勉強ができます。

処理と思考、勉強の質の違いを知る

学指会は強制感が強い塾ではありません、むしろ自主性を尊重し、自主的に勉強するように仕向けています。

しかし勉強する内容は1学期とは異なり、「処理」中心の問題から「思考」中心の問題に変わり、あらゆる面で時間がかかるようになっています。そしてそれは3学期も続きます。

理解すること知識を定着することが、普段からできていることが『学力アップ』の前提条件です。普段からできていればテスト直前は解く勉強(アウトプット)に集中できる。アウトプットの勉強つまり演習量の増加こそが、今の学指会生に足りていないことです。しかし知識がないと、アウトプットの勉強すらできません。授業で理解した(インプットした)ことを、定期的にアウトプットする流れが必要です。

このような良い循環を構築できるのが「冬期講習」です。英語と数学は復習中心なので、手短にもう一度インプットしてから問題演習を行うことができます。また理科と社会は3学期に備えて、学校で復習になるように予習をおこないます。時間を無駄にしないように、中学1年生にも「中学生の自覚」を持たせながら『ガチ勉』することの必要性を訴えていきます。

最後に

「のど元過ぎれば熱さ忘れる」ということがないように、失敗からしっかりと学び、そして生徒たちにも学ばせます。保護者面談と冬期講習という機会を利用して、飛躍できるようにしていきましょう。