こんにちはマツダです。2021年度の通常授業も3月18日(金)で終わり、3月22日~24日は保護者面談をおこないます。
前回のブログでは「報告書の役割」について書きましたが、今回は保護者面談の意味について書いていこうと思います。
学指会では年に3回、季節講習の前に保護者面談をおこないます。その期間は授業を行わず、面談のみ実施しています。最近は生徒数が少ないため、負担に感じませんが、以前は9時間休憩なく面談をしていました。1組30分の時間を取っているので、しっかりと話ができると思っています。
作戦会議
勉強が「できる」「できない」は主観的または感覚的な印象です。このような感覚的で基準がないことが最も困ります。それは生徒にとっても同じだと思います。何を基準に「できる」のか、または「できていない」のかはっきりさせる必要があります。だからと言って保護者の一方的な考えを押し付けてもいけません。生徒と保護者の同意のもと基準を決める必要があります。
その機会が保護者面談です(上記の場合は三者面談です)。基準や目標が決まったら、次はそれをクリアするための「方法(作戦)」を考えます。勉強は毎日の積み重ねです。毎日勉強するだけなら、強制力を持って強権的に指示すれば、たやすいことです。しかし、効果を上げるために必要な学習習慣になると話は別です。
宿題を多くする、演習量を増やす、勉強時間を長くすることで結果が出るなら、悩みにはなりません。圧をかけてこのようにしても、今の生徒たちは凹むだけです。生徒たちにも「やらない」「やりたくない」理由があります。その理由を1つ1つ潰していく作業が必要です。そして何よりも前向きな気持ちにする必要もあります。
厳しさって何?
余談ですが、入会面談の際に「ビシビシやってください」と言う方がいますが、スパルタ式の「ビシビシ」は無意味です。私たちが「アカハラ」になってしまいます。また無制限居残り学習も、嫌がらせやポーズにはなりますが、効果は期待できません。ステップのような大きい塾ならば、篩にかけるために「ビシビシ」やって、できない子に「居残りさせる」ことが可能であり、合格実績も抜群になると思います。しかし劣等感を持たせるようなことは私にはできません。また学指会のような少人数の場合、全員を上げなければ意味がありません。そのため個別最適化を重視します。
キャリアを俯瞰して伝える
宿題をやることや問題を解くことが「目的」ではありません。勉強はあくまでも手段です。その手段となる勉強を、少しでも楽しくわかりやすく教え、アドバイスを授けるのが学習塾ではないでしょうか?目くじらを立てても意味がありません、生徒たちが置かれている環境を理解し、特性に合わせた方策を考えるべきだと思います。
保護者面談はそのような話をする機会です。塾での様子も伝えますが、浅い話はしたくありません。
新入会生まだまだ募集しています
今回は「保護者面談」という側面から学指会について紹介しました。学指会では3月25日(金)から春期講習が始まります。またまだ受講生を募集しています。塾をお探しの方で、ちょっと気になるなと思われましたら、お気軽にお問い合わせください。また3月22日~24日の期間に個別相談(面談)も対応できます。