面接に向けた対策を始めよう

こんにちはマツダです。

公立高校入試まであと21日。今日は私立高校の出願。来週月曜日からいよいよ公立高校の出願です。今年は初日(1/28)に出願する中学が多いので、面接日は2月15日(金)になると予想されます。2月18日(月)が面接日ならば、準備する時間が多くありますが、15日の可能性が高いので今から準備が必要です。

また面接で差がつく高校と、差がつかない高校があります。伊勢原高校や秦野総合高校、秦野曽屋高校は差がつく高校として知られています。それらの高校を志望する場合は、これから述べることについて、今から準備を始めてください。

1、面接試験での共通の観点

①入学希望の理由

②中学校での教科等に対する学習意欲

③中学3年間での教科等以外の活動に対する意欲

以上3点は面接シートに記入した内容になります。具体的に説明できるように面接シートの内容をアレンジしておきましょう。

2、高校ごとの観点

選考基準に各高校の面接の観点が記載されています。基本的には4つの観点があります。

①高校での教科・科目等に対する学習意欲

②高校での教科・科目等以外の活動に対する意欲

③学校・学科等の特色理解

④将来の展望

専門学科や総合学科では③は必須です。基本的には未来志向の観点(質問内容)です。『今後のことは高校で考えます』と返答するのではなく、現時点でのビジョンでよいので、具体的に話さないと評価されないと思われます。頭で考えるのでなく、しっかりとノートに文面として記入しておきましょう。

注意すべきこととしては、観点に入らない質問もあります。例えば「テストはうまくできましたか?」や「どのように来ましたか?」、「好きな本は」などのような問いかけは、受検者の緊張をほぐすための問いかけです。評価には入りませんので注意してください。

最後に

面接の詳細について平成23年に発表された資料から抜粋します。面接を行う目的をきちんと理解して、対策を始めましょう。模擬面接も随時受け付けています。特に普段高校生を担当している先生との「模擬面接」をお勧めします、適度な緊張感の中で練習できると思います。ぜひ活用してください。

 

以下「神奈川県公立高等学校入学者選抜制度改善方針説明資料」より

面接の実施方法

各学校は、面接実施上の手順を定め、次の事項に留意しながら、公正に実施します。

(1) 面接は受検者全員に対して実施します。

(2) 面接の形態は、個人面接とし2人以上の教員で行います。

(3) 面接時間は受検者1人あたり、10分程度とします。

(4) 面接は、受検者が記載した面接シート及び調査書の記載内容を参考にしながら行います。なお調査書の提出を要しない受検者については、面接シートの記載内容を参考にします。

 面接の評価基準の作成

各学校は、各受検者について適正かつより客観的な評価を行えるよう、次の事項に留意しながら、面接の具体的な評価基準を定めます。

(1) 面接の評価基準には、「評価の観点」「評価」「評価の尺度」「評価基準」の項目を設けます。評価及び評価の尺度は、観点ごとに◎(優れている)、○(満足できる)、△(満足できる水準を下回っている)の3段階を基本とします。ただし、必要に応じてプラス(+)、マイナス(-)等の幅を設け、評価の段階数及び評価の尺度を変えて、評価基準を設定することができます。

(2) 評価基準の作成にあたっては、活動の経歴や役職、大会等の実績、資格の取得等をもって評価に反映させないこととします。

※ 各面接担当者の評価を観点ごとに適正に点数化する方法を、あらかじめ学校で定めておきます。その際、観点ごとに満点値を設定し、その合計を面接点の満点値とします。

 

 面接の評価方法

(1) 各面接担当者は、評価基準に基づき、観点ごとに評価をします。

(2) 各面接担当者による評価を各学校であらかじめ定めた方法により、観点ごとに点数化します。

(3) 観点ごとの点数を合計し、受検者の面接点を算出します。

 

評価基準の例(共通の観点)

これは、あくまでも評価基準の例です。各学校は、「共通の観点」と「学校ごとの観点」について、評価基準を作成します。

評価の観点 評価 評価の尺度 評価基準
 

 

入学希望の理由

優れている 入学を希望する動機や目的が明確で、具体性をもったものとなっている。
満足できる 入学を希望する動機や目的をもっている。
満足できる水準を下回っている 入学を希望する動機や目的が、はっきりとしたものとなっていない。
 

 

中学校での教科等に対する学習意欲

優れている 中学校の学習活動に対する意欲が、具体性をもち、主体的かつ積極的なものとなっている。
満足できる 中学校の学習活動に対する意欲が、具体性をもち、主体的なものとなっている。
満足できる水準を下回っている 中学校の学習活動に対する意欲が、具体性をもつ主体的なものとなっていない。
 

中学3年間での教科等以外の活動に対する意欲

優れている 中学3年間の教科外活動等に対する意欲が、具体性をもち、主体的かつ積極的なものとなっている。
満足できる 中学3年間の教科外活動等に対する意欲が、具体性をもち、主体的なものとなっている。
満足できる水準を下回っている 中学3年間の教科外活動等に対する意欲が、具体性をもつ主体的なものとなっていない。

面接の質問例(共通の観点)

受検者が記載した面接シート及び調査書の記載内容を参考にしながら、面接を行います。受検者の特 性や長所に着目する視点を持ちながら、各観点における評価基準に基づいて評価できるように質問をします。

評価の観点 質問例
入学希望の理由 ・なぜ本校に入学したいのですか。 

・面接シートには、○○と書かれていますが、それについてもう少し具体的に話してくれますか。

・今、話された○○について、もう少し具体的に話してくれますか。

中学校での教科等に対する学習意欲 ・中学校では、どのように意欲的に学習活動に取り組みましたか。

・面接シートには、中学校での学習活動において、○○と書かれていますが、どのように意欲的に取り組みましたか。

・今、話された○○について、取組みの状況をもう少し具体的に話してくれますか。

中学3年間での教科等以外の活動に対する意欲 ・中学3年間での教科等以外の活動に対して、中学校の校内・校外を問わず、どのように意欲的に取り組みましたか。

・面接シートには、中学校で○○実行委員長のことが書かれていますが、どのように意欲的に取り組みましたか。

・面接シートには、校外で○○をしていると書かれていますが、その取組みについての意欲を話してくれますか。

・今、話された○○について、取組みの状況をもう少し具体的に話してくれますか。

・調査書によると○○部で活動していたようですが、どのような意欲を持って取り組みましたか。

 

 

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