新しい観点評価が始まっています

こんにちはマツダです。

2020年のうちにもう1つ記事を書こうと思って、紅白歌合戦を見ながら書いています。

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小学校では始まっています

今年度から小学生の学習指導要領が変更になったのはご存じだと思います。変わったのはカリキュラムや教科書だけでなく、評価方法も変わっています。2021年度から中学校も同様の観点評価が始まり、それに基づいた評定がつけられます。

どの様な影響があるのかは、いまいちわかりません。特に新たに設けられた「個人内評価」がどのようなものなのかピンと来ていません。学校の先生も大変だと思います。

新しくなったにもかかわらず、1学期は「あゆみ」がなかったため、2学期の「あゆみ」から新しい観点評価が始まりました。事前にプリント等でその内容は通知されていたと思います。

これからの学習評価(PDF版)

小学生の「あゆみ」を見た率直な感想は、「『よくできる』が減ってませんか?」です。厳しくなったというよりも、甘くはつかなくなったという印象です。

 

学習評価資料集から

県から発表された資料には、今までの学習評価では以下のような問題点があると記載されています。

  • 学期末や学年末などの事後での評価に終始してしまうことが多く,評価の結果が児童・生徒の具体的な学習改善につながっていない。
  • 現行の「関心・意欲・態度」の観点について,挙手の回数や毎時間ノートを取っているかなど,性格や行動面の傾向が一時的に表出された場面を捉える評価であるような誤解が払拭し切れていない。
  • 教師によって評価の方針が異なることから,児童・生徒や保護者に評価の結果が適切に伝わらず,児童・生徒が自らの学習改善につなげにくい。
  • 教師が評価のための「記録」に労力を割かれて,指導に注力できない。

カリキュラム・マネジメントの一環としての指導と評価

 

個人的に思うこと

評点と学力は、確かに完全に一致はしないと思いますが、学校間格差は大きいと感じます。また評点が5でも模試の偏差値が50以下の場合があります、絶対評価の恐ろしさです。

新しい観点評価がこのような現象を是正してくれるものなら歓迎です。世の中は実力主義になっています。提出物やノート・挙手回数でなく、テスト等を通した「知識・技能」「思考・判断・表現」で評価した方が良いと思ってます。

国際的な競争が激しい世の名で、未来を創る人材を育てることが国の教育の大きな方針です。また多様性が認められる世の中になりつつあります。そのため1つの尺度だけで測ることは難しいと思います。個人的には「評定」をもっと学力と一致させ「個人内評価」で個人の特性を評価する方が良いと思います。

カリキュラムや教科書改訂ばかり注目されていて、評価の部分はあまり注目されていませんが、評価は『塾屋』としては一番大切な部分だと思っています。情報として共有して頂ければ幸いです。

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