こんにちはマツダです。

2020年度から小学5年生から英語が「活動」から「教科」になり、めあても変わりました。今年2021年度からは、中学生の教科書が変わり指導内容も増加しました。

保護者の方にとっては情報としてはわかっているものの、実感が少ないことだと思います。今回は指導している現場の感覚で、これからの英語について書いていきたいと思います。

 

小学校の英語は変わったのか?

英語を教えるプロが小学校には少ないため、大きな変化が見られません。文字についての習得があるわけでもなく、単語テストがあるわけでもありません。カラーテストもリスニング中心の2択なので、子供たちにとっては抵抗感が少ないのではないでしょうか。

英語を「シャワーのように浴びる」という意味では、とてもいい機会になっていると思います。耳からと口からの学習です。英語教室や英会話教室に通っている場合、優越感を感じる状況ではないでしょうか。もっと文化的なことを含めて、地理的な学習をすればよいと感じています。実は小学生の社会では世界地理をほとんど勉強していないのですよ

 

差が激しくなった中学校

感覚的な「ふわっと」英語から、正確性が求められる「びしっと」英語に転換する中学校では、ジアタマの問題が出てきます。スムーズに移行できるのは3割程度のイメージです。多分、憶える勉強を他教科でもできている子供だと思います。そういう点では「総合力」が大切なのではと思います。

中学生になると小学生で扱った単語は「既習」扱いになります。そうなると指導する先生で差が出てしまいます。丁寧に繰り返す先生もいれば、「できるでしょ」的にさらりと流す先生もいます。一度躓くとリカバーするのが大変なのが英語です。徹底的に遡り学習をしなければ根本治療できません。

もっとも大変なのだ「覚える」習慣が身についていない生徒です。特に「意味」は覚えているのに「スペル」が書けないパターンです。「読解力中心だからスペルはどうでもいいでしょ」という中学生がいますが、スペルが書けないと似た語の区別ができなくなります。単語や熟語の意味を100%覚えるとすれが、スペルは80%程度でも構わないので「覚える」必要があります

 

客観的な目安としての英検

中学校間の差もあるので、実力の確認として英検取得はおすすめです。4級や5級はステップアップとしての活用とし、中学生の10月(第2回)までに3級の取得を目指してほしいです。

英検取得時期のめやす

  • 3級 中学3年・第2回(10月)までに取得
  • 準2級 高校1年・第3回(1月)までに取得
  • 2級 高校2年・第3回(1月)までに取得

大学入試共通テストも英検も、公立高校入試問題と親和性が高い作りになっています。英検の勉強することが、高校入試にも大学入試にもつながります。

リスニングのためのラジオ講座

私も中1から中2まで、母からの強制で夕方部活から帰宅後ラジオ講座を聴いていました。私の時代「リスニング」テストはありませんでした。それでも英語に抵抗感が少なかったのはラジオ講座のおかげかなと思います。(英語が好きになったきっかけは洋楽なのですが…)

教科書の音読と教科書音声でも十分です。今の教科書はQRコードがついていて音声を聴くことができます。家庭学習に取り入れてほしい勉強です。

※コロナ禍が明けたらこのような施設で体験学習したいです↓

 

最後に

これからの英語は、長文で適切な情報を読み取り、判断し答えを見つけることを求められています。文法的にはあっている「She is my father.」のような英文に違和感を覚えないといけません。文法はもちろん大事です。文法がわかっていないと、正確な読解はできません。「ふわっと」した感覚英語から、「びしっと」した論理的英語への転換が、これからの英語だと思っています。

 

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