こんにちはマツダです。

当教室は秦野市と平塚市の中学校に通う生徒を対象としているため、今週の鶴巻中対策が終わったあとも6月中旬までテスト対策が続きます。

土曜日と日曜日に授業をおこなっているため、休みが全然取れないことが大きな悩みです。季節もよくお出かけ日和が続くと余計に嫌気がさしてしましますが、生徒たちの『返却答案』でストレス解消をはかりたいです。(目標点突破や高得点を取ってくれると嬉しくなります)

さて、今回のテストは中3にとってはどれほど大切なのかは、1月からずっと話してきました。学年末テストの結果が予想以上に良かった(うれしいことですが平均点の高さが…)のは想定外でそれが気のゆるみをもたらした原因のようでなりません。それでも成績がリセットされ最初のテスト、3年生の内申点は単純に2倍(1つ成績を上げただけで内申点は2も上がる)はモチベーションを上げる格好の材料です。

そして今回の中間テストは「自己最高得点」を狙うテストであり、特に数学は満点が取れるテストであると説明してきました。また内容的にも難しい問題は出題されず、「ミスをしない」ことにより高得点が取りやすいテストになっています。

このような状況でおこなうベストな『勉強法』は何かといえば「解き直し」です。一度解いてできなかった問題は、できるまでやり直す。また覚えていなければ覚えるまで反復練習をする。しかしそれは勉強法においては基本中の基本です。つまり「当たり前」のことをどれだけできたのかによって結果が決まるということです。

勉強には「こなす勉強」と「身につく勉強」があります。ワークなどを仕上げるのは「こなす勉強」です。これにばかり時間をかけていても点数は上げりません。また「インプット学習」と「アウトプット学習」があります。ノートをまとめるのは「インプット学習」です。テスト直前にまとめだけをやっていても、点数にはつながりません。大切なのは『知識を引き出す力』つまりアウトプットです。

記述タイプの問題が増えている現状では、単に「覚える」だけでも通用しません。入試でも定期テストでも特に社会にその傾向が強く表れています。例えば「満州事件が起こった理由を説明しなさい」のような理由を尋ねる問題です。用語や年号でなく深い理解を必要としています。

勉強方法はたくさんあり、もちろん「合う」「合わない」はあります。しかし大切なことは自ら試行錯誤する自発的な姿勢です。暗記で点は取れません。塾に通い授業を適当に受けているだけで、成果が出るレベルではなくなっています。自分なりの作戦を考え、そしてそれを実行する、「主体的な学習姿勢の醸成」が求められています。

その点で学指会生は大きく劣っています。また定期テストでは良いものの、模擬試験での偏差値は低い、といった状況を作っています。ここを改善するのが今の私たちの仕事です。定期テストと模擬試験は両立できます、両立していないのは深い理解ができていないことと、「解き直し」による繰り返し学習ができていないからです。

生徒たちにも意識改革が必要です。そのためにはこのようなことを伝え続けなければなりません。竹を曲げるときと同じように、何度も何度もしつっこく伝え続けなければなりません。それでも少しずつしか変化しないものです。それでもあきらめずに根気比べをしていきます。

テスト終了後には修学旅行があり、気持ちが浮つきがちになります。

しかし私たちは9か月後の現実を常に意識して生徒たちに接して参ります。