こんにちはマツダです。学指会では昨日7月19日まで保護者面談期間でした。保護者面談にお越しいただいた皆様、ありがとうございました。どのくらいお役に立てたのかわかりませんが、個人的には大変有意義な時間であったと思います。
今年の保護者面談は、例年と比べ3者面談が多く小学生も3者で話すことができました。私たちは面談を『作戦会議の場』ととらえています。反省も大いに大切ですが、未来志向で目的を明確にするべきと思っています。
特に今回は中3の面談では、7月7日に実施した全県模試の結果を照らし合わせながら、夏休みにどのような勉強をするのかを具体的に話すことができました。夏期講習最初の授業で、さらに具体的な指示をおこない、8月25日(日)におこなわれる全県模試で結果を出させます。
テストが終わったら勉強しない
面談の際に「テストが終わったら勉強をしなくなる、どうしたらよいか?」とよく質問されます。今まではっきりと答えていませんでしたが、私の考えを述べさせていただきます。
そもそも多くの子どもたちの勉強の目的はテストで点数を取ることです。目的が終了しているため、子どもたちが勉強しないのは当然だと思うのです。短期目的で、その勉強法しか身に付けていないので、勉強しなくなるのは当たり前です。テスト終了直後に勉強をしないのは、子どもたちに原因があるのではないと思います。もともとの目的(目標設定)の問題だと考える必要があります。また子どもたちが勉強している(勉強しているふりをしている)だけで、満足してしまうのも危険なことだと思います。
習慣化で解決するのか?
本物の勉強の習慣ができていればテスト後も勉強はします。むしろ、勉強していないと落ち着かないのが習慣力です。この習慣力は中学入学直後までに作られていることが条件です。中学受験の経験者はこれができています。また興味があればのめり込むのが人間です、興味の対象を「勉強」にすれば、テスト後でも勉強をするでしょう。
チャンネルを増やそう
私は勉強ではなく、例えば読書のような興味の幅を広げる作業をしたらよいと思うのです。また一緒に博物館や美術館、映画でもよいと思います、一緒に会話して興味の幅を広げる工夫をしたらいかがでしょうか。一緒にニュースを見て社会について話をすることもよいと思います。子どもたちだけの世界に閉じ込めるのでなく、視野を広げる工夫ができる良いチャンスだと思うのです。
本を読むことは楽しいこと
読書は国語力のためだけでなく、疑似体験ができる点がよいと思います。字面を追うだけの読書にならないためにも、恋愛小説ではない方がよいのではと思います。できれば保護者の方が本を読んでいる姿を子どもたちに見せると、子どもたちも読書に興味を持つようになるといいます。
おすすめの本を下記に紹介しておきます。ご参考にしてください。とにかく中学生の定期テスト後(中3生は除く)は「お勉強」ではなく、経験を積む期間にするというのが、私の個人的な考えです。
※おすすめ本
我が家の子供たちも読んでいました。昔、宮沢りえが主演で映画にもなっていたと思います。同世代の方はご存知ですよね…
作者 | 宗田 理 |
出版社 | KADOKAWA/角川書店 |
出版日 | 2014年06月20日 |