指定校推薦で大学に行く その1

こんにちはマツダです。

高校入試直前にこの記事を書いています。公立高校の倍率が出揃い、今教室は緊張感が高まっています。

私たちは高校受験はあくまで第一段階(First Door)。将来のキャリアを選択する大学受験(Next Door)こそメインイベントだと思っています。

高校受験をきっかけに勉強に対する考え方が大きく変化する生徒を見てきました。高校生活を有意義に送る『ヒント』として読んでいただけたら幸いです。

これから高校受験を迎える学年の方は志望校を選ぶ参考になると思います。

※2020年度は高大接続改革の年です。それにより「指定校推薦」は来年度(4月)から「学校推薦型選抜」となりますが、今回はわかりやすく『指定校推薦』と表記していきます。

 

目次

指定校推薦の制度を説明します。

高校と大学が提携し『高校からのお墨付き』を得ることで大学に進学する制度です。主に私立大学に進学する一つの方法です。高校により「指定がある大学」が異なります。いわゆるトップ高校では早稲田大学や慶応大学といった有名私大の枠が多くあります。また歴史の長い高校の方が短い学校よりも多く枠があるように思います。私立高校の場合、指定校の枠はあるものの、コース等によって制約があるといわれています。

トップ校でなくても、歴史の長い伊勢原高校には法政大学の法学部の枠があるや、厚木西高校は以前青山学院大学のキャンパスが近かったため青学の枠が7つもある、などは有名な話です。高校を選ぶときに注意しておくとよいでしょう。

 

定期テストの結果が大切になります。

校内選考で決まる指定校推薦では「評定平均値」が基準となります。評定平均とは定期テストの結果で決まる通知表の数字のことです。10段階評価の場合、5段階評価に直したものが評点になります。1年の学年末、2年の学年末と3年の1学期(前期)の成績が「評定」として使われます。つまり定期テストの頑張りが進学につながる合理的な制度です。

 

実は経済的なメリットが大きいのです。

大学受験は1校あたりの受験料が約35,000円です。そのため一般受験では複数回受験するので20万円以上が必要になります。推薦の場合、このような受験に付帯する経費がかかりません。場合により交通費や宿泊費が必要となるのが大学受験です。また奨学金を利用する場合には、評定平均により返済の際に利子を必要としない無利子タイプ(第1種)になります。

 

早期の目標設定が大切です。

指定校推薦の場合、大学名だけでなく学部学科に「枠」が与えられています。そのため将来の方向を早期に決め、それに該当する「枠」の有無を確認する必要があります。目標設定がないと意欲の継続は難しくなりますから、定期的なモチベーションアップ対策は必要です。

 

次回は各高校の具体的な指定校枠、高校での成績アップ法、注意点にについて書いていきたいと思います。

 

 

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