こんにちはマツダです。
今回はこの時期によく質問されることに対する、私の考えを書きたいと思います。
小学生の英語は変わった?
2020年度から小学校で英語が教科化され評価もされています。それに伴い学指会でも小学6年生は5教科指導に切り替え、5年生の英語は選択制で受講できるようにしました。学校での指導の様子を見てきました。
実際にはリスニングとスピーキングの音声主体の指導という点では昨年までと大きな差はありませんでした。もっと「覚えて書く」ことが求められるのかと思っていましたが、今年はそうでありませんでした。
中学生の教科書では
中学生の教科書は2021年度からかわります。中1のLesson1からbe動詞と一般動詞を両方学びます。Lessonに入る前の学習で、月の名称・曜日の名称・序数は既習事項となっているのに注意が必要です。アルファベットの書き方のページも残っているので、ライティング指導は中学生から本格的なスタートになると思います。
小学校において耳で聞き、口で表現してきた内容を、文字で表現できるようにするのが中学校での指導だということです。
中学からでも大丈夫な子
中学英語で最も労力が必要になるのが『単語を覚える』作業です。ローマ字的に覚える方法が良いとか、フォニックスベースで覚える方法が良いとか、単語の覚え方にも様々な方法があります。どれが良いのかではなく、自分に合った方法を見つけることが必要です。
そのためにはアルファベットを大文字と小文字をスラスラと書けることは中学入学前に必要です。覚え方を身に付けるには試行錯誤と時間が必要なので、入学前に必要なこととは思いません。またローマ字の習得も必要です。訓令式でなくヘボン式で読み書きができると、中学英語にスムーズに移行できます。
早めに対策が必要な子
古くから言われていることですが、アルファベットとローマ字の習得を入学前にしておくことが、中学英語にスムーズに移行できる条件です。ですので、アルファベットとローマ字の習得ができていないようでしたら、中学入学前に早急な対応が必要です。
大人は勘違いをしますが、アルファベットを書くことは子どもたちにとっては大変な作業です。大人がアラビア文字を学ぶようなものです。何の脈絡のない記号を覚えるので、反復した学習が必要です。くれぐれも「こんな簡単なこともできないの」なんて思わないでくださいね。