こんにちはマツダです。

今学指会では中学生対象に模擬試験を実施しています。模擬試験の問題や実際の入試問題から感じていることを書いていきたいと思います。

入試問題の大きな特徴は問題文が長いことです。国語は他県の約2倍ほどの文章を読まなければなりません。また理科や社会でも、一問一答的な設問はなく設問文を熟読する必要があります。

今年の理科の問題

さて、このような問題に取り組むにあたって必要な力は『読解力』『思考力』です(二重かっこにも意味があります)。読解力は読み取る力と、読み取れるまで何度もチャレンジする忍耐力を併せ持った力です。

勉強ができない生徒の特徴として、あきらめが早いことが挙げられます。このように粘り強く考えない原因は、「直感的」に操作ができるスマホに一因があるのではないかと考えます。またゲームも取扱説明書を読むこともなく「なんとなく」やってみて「なんとなく」できるようになります。しかし、これはとても危険な傾向ではないでしょうか?

企業(メーカー)はより人気が出る商品を作ろうとし「直感的」な機能を開発します。しかしそれにより『読解力』を必要としない生活を作ってしまうのです。まさに矛盾を含む学力の二極化に拍車をかける社会になっています。

社会の進む方向を変えることはできません、しかしそれを理解して教育することはできるはずです。

まずは保護者のみなさん(読者のみなさん)がこの傾向を理解する必要があります。読解力は机に座って伸ばすのでなく、日常生活で伸ばす力です。例えば料理をレシピを見ながら作ることや、説明書を見ながらプラモデルを作ることもよいと思います。「なんとなく」やることを止めてみませんか?

私事ですが、先日購入したおもちゃのドローンの操作に四苦八苦しています。小学生以来のラジコンの操作は上手くいきません。説明書を読み、頭ではわかっているつもりでも、体は上手く反応してくれません。もっと『直感的に』操作できればいいのにと思ってしまいました。がんばって練習します。

 

このドローンを買ってしまいました…