こんにちはマツダです。

今塾では保護者面談や春期講習や新年度に向けた準備と慌ただし日々になっています。そして3月20日(土)におこなわれる『卒業式』の準備もしています。

もっと前もって準備していればよいのですが、直前にならないとなかなかエンジンがかかりません。生徒たちに偉そうなことを言えませんね。

さて今回は今年の入試の結果を受けて感じたことを書いていきたいと思います。保護者面談の際にさらに詳しいことをお話ししたと考えています。

 

私立高校希望者の増加

学指会だけでなく私立高校に進学を希望する生徒が増えています。私立の方が手厚い指導が受けられるというイメージなのでしょうか、中堅の私立高校で推薦や単願で希望する生徒が増えています。確かに熱心な指導をしてくれる私立高校が増えています。

また今年の私立高校は、併願の場合でも「書類選考」がほとんどなので、ほとんど内申点で合否が決まります。受験が「大きな試練」にならず済むため、安心できるというメリットが評価されているとも感じています。

そして公立に比べて学費が高かったのですが、就学支援制度が始まり実質授業料が無料になったのも追い風だったと思います。

就学支援制度1

就学支援制度2

併願しないという選択

一方で公立高校は2極化になっています。特色検査を課している、学力向上進学重点校やエントリー校では引き続き高倍率でした。昨日発表された東京大学の合格者数で、横浜翠嵐高校が44名と大幅に合格者を増やしたとありました。このような傾向から来年度もいわゆるトップ校の高倍率は間違いありません。

一方で県西部の倍率は低い状況が続いています。(すべての高校の資料はコチラ

今年度の倍率

特に旧県西学区では西湘高校以外は定員割れになっています。秦野伊勢原学区は今年は定員割れにはなっていませんが低倍率です。専門学科を見ると工業科が大きく定員割れを起こしています。

そうなると、学力が高くない生徒でも、学校を選ばなければ『公立高校に行く』ことはできます。経済的な理由等で絶対公立高校に行かなければならない場合、私立を併願せずに、「二次募集」という選択肢を含めて考えるほうが合理的だと思います。

 

コロナ禍による経済的な変容

最も不確定な要因がコロナ不況による経済のダメージです。就学支援があるとはいえ、私立高校は公立高校に比べて付帯的な費用が掛かります。不景気になれば公立志向に戻る可能性もあります。

不確定な状況だからこそ、キャリアについての確固たる方針を確立してほしいと思います。学力向上進学重点校を視野に入れる場合は特色検査が必須になるため、その準備も必要になります。秦野高校に進学したいなら、まずは通知表の成績を38/45を目指しましょう。今から準備できることがあります。

保護者面談をぜひ作戦を立てる機会にしたいと思います。