2025年度公立高校入試

高校進学事情 2024
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2025年度公立高校入試

令和7年度公立高校入試の変更点
神奈川県内の公立中学校卒業予定者数は66307人で、昨年より749人減少します。これに伴って公立高校では募集人数を550人削減しました。 学指会からの進学実績がある高校で見ると、茅ヶ崎、藤沢西、二俣川(福祉)で各1クラス減、平塚湘風、二俣川(普通)で1クラス増となります。二俣川については福祉コースの縮小化に伴う増減となります。 県内にある18の「学力向上進学重点校・エントリー校」では定員の増減がありません。この辺りに教育水準を下げたくない意向が窺えそうです。  
面接がなくなった入試が終わって…
全校実施となっていた面接がなくなった前回の入試。特色検査で僅かに残っているものの、そのトラブルは一切耳にしません。代替として「3年次観点別評価」を参考にする形となり、それまで面接で出していた「面接点」を公表する必要もなくなったことで、入試の現場で問題が発生する可能性も減ったからでしょう。 入学者選考前期・後期制から始まった面接の一律実施。評点の開示請求や服装・頭髪での不合格者選び出し問題などを経て、結局有益な効果が得られなかったと見られます。今となっては当座の狙いも定かではありません。 しかし、現場の面接官からすれば、礼を欠く発言をしないよう委縮し、猫を被った受検者ばかりを相手にしては、継続の意味を見出せないでしょう。 確かに、受け止め方がまちまちで、減点方式の面接において、学習塾などの送り出す側は当たり障りのない言動へと誘導します。常道を逸れ、個性を出そうものなら、苦い表情を作る練習相手の講師もいます。塾業界の作る暗黙の了解も面接の果たす役割を失わせてしまったかもしれません。  
希望者制にはならないか
できることなら希望者に加点形式の面接の枠を作れないかと思います。面接が苦手なら自己PR文の提出といった若者のアピールの機会を創出する道を探れないものでしょうか。

                     K・Y

学指会通信233号より

 
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