こんにちはマツダです。

テスト後初の更新となります。いろいろ考えることが多く、解決すべき問題が山積していますが、今日は保護者の方ではなく、受験生(中3生)のために記事を書きます。この記事を読んで、勉強を加速させてほしいと思います。

今日は「傾向を知る」をテーマに記事を書いています。後日「対策を立てる」「実行する」をテーマに記事を書く予定です。

公立高校に合格するために

配布している過去問を見ていますか?過去問には様々なデーターが載っています、特に配点や平均点、正答率はチェックしましょう。特に正答率が70%を超えている問題は、落としたくない問題です。秦野高校の合格ラインは、昨年は約65%でした。正答率で考えると、45%以下の問題は不正解でも大丈夫ということです。各自の目標点は教えていますよね、正答率と配点から逆算しておきましょう。

傾向を知る

問題の構成を教科別に紹介します。聞き飽きていると思いますが、確認しておきますね。受験教科順です。

1、英語

入試本番で最も大切なのは、最初の教科が英語であり、リスニングから始まることです。緊張で「がちがち」の状態で受験することを理解しておきましょう。長文の配点が多く、1問あたり5点もあります。昨年は大問が3題、設問が8問あったので40点分が長文です。文法問題では、並び替え問題の可否が点数を大きく変動させます。全問正解は難しいですが、配点が高いので2~3問正解を目指したいところです。リスニングも配点が20点以上あります。この3セクションの学習が必要となります。

2、国語

平均点が65点、総得点で合否が決まる入試では、国語で点数を稼ぐのは鉄則です。国語が弱い場合は、合計の偏差値良くても要注意です。問題の構成としては、漢字や語句の問題で、配点が2点で10問出題されています。読解問題は4点と配点が高いので、読解問題対策が高得点のポイントとなります。なお文法問題は1問、短歌や俳句の鑑賞が1問は、費用対効果が薄いため、できていなくても後回しにすべき課題だと思います。記述問題は1問しかありません。その対策については、今後触れていきます。

3、数学

毎年マイナーチェンジを繰り返している印象がありますが、記述で証明する問題はなくなったため、対策が立てやすくなった印象です。昨年は計算問題で23点分出題されています、まずそれは死守すべきポイントです。関数や確率、図形でも一見難しく見える問題でも、正答率が80%超えている問題もあります。丁寧に取り組む姿勢が目標点突破へと導きます。それらの配点は1問5点となっています。5点問題をどれだけ正解にするのかが方針です。

4、理科

2014年度から平均点が30点台から40点台と、全国レベルで見ても難問が多くあるのが神奈川の特徴です。総得点で争う入試では、大きな得点源にはならない教科です。そのため、大きく落とさない学習が必要です。理科は4分野12単元に分かれています。毎年4分野で各25点の配点で構成されています。少なくとも3分野の勉強(75点分)はしないといけません。演習教材としても苦慮するのが理科と社会です。一般的な参考書では神奈川の特徴をとらえていません、県版の教材で進めるのがベストです。3年分の教科書は、手元に置いて勉強すべきです。

5、社会

今年度平均点が大きく下降しました、そのため「社会ショック」と言われています。個人的には知識とその活用を試すことのできる良問だと思いますが、歴史分野の正答率が良くありません。社会は①世界地理②日本地理③古代史④近代史⑤政治⑥経済の6分野に分類されます。昨年の配点は地理35点、歴史35点、政経30点でした、それまでは政経30点は同じですが、地理と歴史のバランスが年によって異なっています。配点は2点~3点が多くあり、問題数が多いという印象です。理科同様、分野別の対策が必要です。