こんにちはマツダです。

定期テストが近づいてきました。東中と南が丘中は5月13日・14日となっており、すでにテスト範囲が発表されています。本町中、鶴巻中、大根中、西中は翌週の5月20日・21日になっています。休講期間が明けたらテスト対策に突入です。

 

勉強に対する心構え

生徒は面談の時にテスト結果を良くしたいのかと質問すると必ず良くしたいと答えます。しかしそれは愚問です。何もしないでよい結果を出すことはできません。

面倒なことや辛いことを継続的おこなって初めて状況が変わります。それは勉強を経験した人ならだれでもわかることです。それにもかかわらず、具体的なアドバイスもせず、感情的な言葉で指示しても意味がありません。

 

塾講師の役割

勉強する上で最も大切なのは『今度のテストを良くしたい』と強く望むモチベーション(意欲)です。私たち塾講師の一番の役割は、モチベーション(意欲)を高め維持することです。そのため勉強を『わかりやすく』教えることは、モチベーションを上げるために必要なことと考えます。勉強することは少なくとも大学を卒業する22歳まで続きます。その場しのぎになってはいけません。

受験を経験していない小学生や中学生にとって「勉強すること」の本当の意味を理解することはできません。だから勉強が楽しく、興味深くなるようにすることが必要なのです。

 

楽しくなる勉強

成績の上位層の生徒は間違いなく勉強が楽しくなっています。もちろん問題が解けるから、点数が取れるからという要因もありますが、知ることやわかること自体が楽しくなります。正面からぶつかり試行錯誤の末に理解することで知識になります。このように深く理解することは学校の授業で到達している生徒もいますが、学指会に在籍している生徒の場合、学校だけでは理解が不足しているため補う必要があると思っています。

体系的に理解しそれを深める作業はいわゆる個別指導(1対多数)ではなかなかできません。少人数グループ指導だからこそ深く理解させる作業が可能となります。しかし欠点もあります。理解はできても、出来るようになるための演習が不足しがちになります。

 

問題演習に対する心構え

問題演習にも注意が必要です。一番よくないのが意識しないで解くことです。演習は確認作業ですので「理解できているのか」や「覚えているのか」を知ることが必要です。勉強の効率化という点では、演習の仕方次第だと思います。

また「できない問題」に対する考え方を変えるだけでもテスト結果は変わってきます。「できない問題=おいしい問題」です。「できない問題」ができるようになれば確実に点数が上がるのです。これを「面倒くさい」と考え、放置するメンタリティーでは点数を上げることはできません。

また学校のワークにおいて、難しいとすぐにあきらめて『書写(答えを写す)』になってしまう生徒も見かけます。これも実にもったいない。真剣に『格闘』できる数少ないチャンスを潰してしまっています。格闘できる問題は無限にあるわけではありません。だからこそ闘ってほしいのです。解説を見ながらでもよい、質問してもよい、時間がかかってもできるまで取り組むことが必要です。

 

今年度から

少人数定員制の指導のメリットは、モチベーションを高め深く理解できることです。一方で問題演習が不足しがちになります。それを解決するため、今年度から東海大学前教室の中3クラスでは別日程で『演習日』を設けて演習不足解消を図っています。成果が見えればこれを他学年や秦野教室にも展開したいと思います。

しかしテスト等で成果が出るまたは出ないは、システムではなく『心構え』次第でもあります。私たち講師はそれを理解したうえで、学習意欲が高まるように授業にあたっています。