こんにちはマツダです。

テレビのニュースによると相模原市では今日(8/26)から新学期だそうです。昨年と比べて夏休みが1週間短くなったそうです。授業時間を確保するためとのことでした。来年度から小学校では、授業時間が大幅に増えた新学習指導要領がスタートします。自治体によっては先行実施をしているそうです。

授業時間数の増加

来年度から小学生の学習指導要領が変わります。よく言われていることは、小学5・6年生で英語が「教科」となり、学習時間も2017年度までの2倍にあたる、年間70時間になります。総授業数が35時間増えるため、各小学校は時間割の工夫をしなければいけないのが現状です。そのため夏期休暇を減らして対応するのが一般的だと思われています。

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夏休みの短縮化

幸い秦野市では2015年に全小中学校のエアコン化が完了し、平塚市も昨年エアコンが完備されています。夏休みを短縮してもエアコンが稼働しているので授業には差し障りがないという考えでしょう。ただし体育の授業や運動会の練習をこの時期校庭でおこなうのは過酷だと思います。一方で保護者的には、昼食の準備等が大変なので学校が早く始まった方が助かるという意見もありそうです。生徒たちにとっても、友達と遊べるから早く学校が始まってほしい、という意見もあります。来年から夏休みの短縮があるのではないかと予想しています。

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学力観が変わる

しかし、問題の本質はそこではありません。英語の授業数が増えることだけでなく、多くの教科で変更があります。国語と社会では「都道府県名」を漢字で書けることが求められます。算数では統計分野が増えます。これらは国の方針を受けたものであり、学力観を変更するということです。つまり親世代の「学力観」は通用しないということです。実際受験業界では、2020年のセンター試験廃止による共通テスト導入よりも、2024年の大学入試の方が大変だともいわれています。まだ決まっていないことが多いことからも、大学入試改革の大変さがわかります。理想と現実のギャップが大きいと思います。

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2024年入試問題とは

現中1が大学受験する場合、新学習指導要領における最初の入試となり、大きく出題の傾向が変わるといわれています。(大学入試改革についてのページはこちら)特に英語の4技能化による外部試験への移行に注目されています。また理科や地歴、公民でも記述問題が出題される予定となっています。今回の「教科書が変わる」は「入試制度も変わる」ことを意味します。神奈川県の公立高校入試にも影響が出ることが予想されます。また進学重点校(エントリー校を含む)の特色検査導入の背景にも、大学入試制度改革いわゆる高大接続改革の影響があると思われます。

立教大学の様子

子育てのゴール

子育てのゴールの一つは、子どもたちを『飯の食える大人』にすることです。大学全入などもう過去の話で、格差社会で生きるためには、大学受験だけが選択肢ではありません。今年度から専門職大学校も設置されています。様々な選択肢の中で、子どもたちにあったキャリアを探すことはとても大変な作業です。そのため保護者の方にもしっかり『勉強』していただきたいと切に願っています。また私たちの方でも「保護者会」のような機会を設け、勉強する機会を増やしたいと思っています。今学期はブログを通して、このような教育情報をどんどん発信していきます。