高校の教科が変わります

今年度から中学校の学習指導要領が変更になりましたが、来年度からは高校の指導要領の変更が行われます。現中3はその初年度にもあたりますので注意が必要だと思います。

3年後の大学入試の時には今とは異なる科目名になり、過去問がどの程度有効になるのかわかりません。今回の学習指導要領改訂は、高大接続改革(高等学校教育、大学教育、大学入学者選抜の一体的改革)の中の「高等学校教育改革」において重要な位置づけとなっており、「子供たちに求められる資質・能力とは何かを社会と共有し、連携する社会に開かれた教育課程を重視」「現行学習指導要領の枠組みや教育内容を維持した上で、知識の理解の質をさらに高め、確かな学力を育成する」などの基本的な考え方をもとに作成されています。求められている力自体が変わってきていると感じています。

「情報」の授業ではプログラミング、ネットワークセキュリティーやデータベースのことも学び、より実践的な学びをおこないます。また「地理」が必修になり、「英語」は4技能をバランスよく育成することに加え、発信力の強化として「論理 表現」という授業が始まります。高校によりまたコースによってどのように履修するのか異なりますが、来年度が節目の年になることに変わりはありません。

学指会通信196号より